春は症状がよく変わる「風邪」にご用心

「かぜ」ではなく、
「ふうじゃ」と読みます。
（かぜの語源にもなっています）

自然界には
風・寒・暑・湿・燥・火
の六つの気候変化があり、
これを六気と呼んでいます。

この六気に冷夏・台風・暖冬などの
異常が起こったり、
体の抵抗力が低下したりすると
風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・火邪
という病気を引き起こす悪いもの、
「邪気」へと変化します。

春に関係が深いのが
風邪(ふうじゃ)です。
風邪は一年を通して現れるのですが、
この時期に体に侵入してくることが多いんです。

そして、この「風邪」は五臓の「肝」を傷めます。

「風邪」の特徴は
●体の上半身に出やすい
●症状が変化しやすい
●患部があちこち移動しやすい
などがあります。

腕にじんましんが出ていたかと思えば、
サッとひいて、今度は胸に出た・・・とか、
耳鳴りがしたかと思ったら、めまいを起こしたり・・・

しかもやっかいなことに、この「風邪」
他の悪い邪気を一緒に引き連れて
体内に侵入してくることが多く、
『百病の長』とも言われています。
（様々な病気の原因になる、ということです）

例えば、乾燥する「燥邪」と「風邪」が
一緒に体内に入り込んでくると、
体内が乾燥して便秘や、咳、
肌の乾燥などの症状がでます。

「風邪」を防ぐには、
風邪が侵入しないように気温をチェックして、
冷えないように上着を持ち歩いたり、
防寒に気をつけることが大事です。

特に、首のつくところから
侵入しやすいと言われていますので、
首・手首・足首を出さないようにして
寒さから守ることが大事になります。

もしも、これらの症状がすでにあって
「風邪」に侵入されたかも！と思うなら、
「肝」の働きを高めてくれる食材を摂りましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また～
おさらばいたします。