台風シーズンの養生

季節の養生

こんにちは。
体のめぐり調整師、草野ゆかりです。

暦の上では秋なので、秋の養生をお伝えしたいところなのですが、、、

まだまだ暑い日も多くカラッとした秋の過ごし方をお伝えするには少し早いようなので、これからすぐにやってくる台風シーズンについてお話させていただきます。

少しずつではありますが、残暑も少し落ち着いてきて、朝晩は涼しい日も増えてきましたね。
気温の変化も大きくなる時期ですので、暑さや冷えに注意しながら
夏の疲労をいたわるように過ごしましょう。

 

気圧と人の関係

気圧が下がると片頭痛が起きたり、膝が痛くなる、などと聞いたことがある人も多いと思います。
実際、天気によって不調が出る方がいます。
これは気圧が関係していると考えられています。

人の体には常に気圧がかかっている状態なのですが、
低気圧や高気圧の接近で、毎日10数ヘクトパスカルほど上下します。
1ヘクトパスカルは1㎡あたり10kgの圧力と同じになります。
目には見えませんが、これってすごい圧力ですよね!!

この圧力から体を守り、血圧や体温を維持してくれているのが自律神経系です。

気圧の変化で体の中の水分バランスが崩れて、
体内に不要な水をためこんでしまい、自律神経を乱してしまうのです。

気圧による不調を完全に良くすることは難しいのですが、
毎日の睡眠や食事、運動などの基本的な養生をしていると体が整い、変化に対応しやすい体になります。
天気に体調が左右されてしまう方は、毎日の養生をしっかりとしましょう。
気圧の注意報などでチェックし、前もって備えられると良いですね。

雨も体に影響を及ぼす

中医学では、脾(胃腸系)は湿気を嫌うとされていて、
雨が多くなると、湿気と共に胃腸が弱りやすくなります。

そして、胃腸が弱るだけではなく、
体の中に湿気がたまってくると・・・

● 頭痛
● 体が重だるい
● 関節痛

などを引き起こすことがあります。
気圧と同じで、こちらも体内の水分バランスを崩してしまうのです。

濡れた体や髪をそのままにしない、加湿器を使うなどして、
上手に外気の湿気を追い払い、自分の体を養いましょう。

 

体の中から湿気を追い出す ① 食事について

夏の間に体の熱を冷ますために摂っていた生野菜や夏野菜(トマト、キュウリ、ナスなど)は体を冷やしてしまうものが多いので徐々に減らしていき、その日の温度や天候をみて食べる量を調整するようにしましょう。
砂糖を使った甘いものや乳製品、脂っこいものは体の中に湿気を作りやすいので、豆類や白菜、とうもろこしなど、水はけを良くしてくれる食材を積極的に摂って体内の湿気を追い出しましょう。

体の水はけを良くしてくれる食材
豆類・白菜・アスパラガス・とうもろこし
セロリ・ハトムギ・ハマグリ
 
湿気で弱りやすい胃腸を補ってくれる食材もおすすめです。
胃腸を補ってくれる食材
豆類・かぼちゃ・いも類・とうもろこし
キノコ類・ハトムギ

体の中から湿気を追い出す ② 運動・お風呂について

この時期は、適度に汗をかくくらい運動しましょう。
汗をかいたらしっかり拭いて、こまめに衣類を取り替えてください。

お風呂は、シャワーだけで済ませず、湯舟に浸かってじんわりと発汗させることでも体内にこもった余分な湿気を発散できます。
また、除湿器や布団乾燥機などを使っても湿気対策には有効ですよ。

まとめ

人間は自然界の影響を大きく受けます。
湿気といえども体内に入りこむと悪さをすることもあります。
そうしたことを防ぐために、まずは毎日の基本的な養生(睡眠・食事・適切な運動)をしっかりとして、気圧や湿気に負けにくい体を作っていきましょう。

自然の変化に合わせた養生が大事になりますので、日ごろから五感を磨いて季節を感じ取れるようになりたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また~
おさらばいたします。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました