こんにちは。
体のめぐり調整師、草野ゆかりです。
あなたは最近、きちんと睡眠がとれていますか?
悲しいことに、日本人の女性は世界で一、二を争うくらい睡眠が少ないと言われています。
仕事や家事に追われているのでしょうか・・・。
睡眠が体に良いことくらいは、改めて言われなくてもわかっていることだと思います。
ですが、何がどう体に良いのか、分かっていない方も多いのではないでしょうか?!
睡眠をおろそかにしているといくら高い化粧品を使っても、良いとされるサプリを飲んだとしても効果が出ない可能性大アリです。
夜勤などの仕事以外の方は、とにかく一にも二にもしっかりと眠ることが養生の基本となります。
今回は、そんな睡眠の何が大切で体に良いのかをお話していきたいと思います。
ついつい夜更かししている人へ
なんとなく・・・ついつい夜更かしになってしまっている方は、今日からやめましょう。
睡眠の負債は後々にたくさんの健康上の不具合を引き起こします。
寝不足の日が続くと、お肌が荒れたり、やつれて見えたりしますよね?!
*体や頭の疲れをとる
*内臓・皮膚などの修復を促す
*生活習慣病の予防
*免疫力を高める
*ストレスやうつ症状の緩和
*肥満の予防
など、多岐にわたります!!
中医学では「血」は全身に栄養を届け、精神の安定にも関与していると考えています。
良い睡眠が得られないと「血」は汚れていき、体のあちこちで不調が起こり、精神面でも不安定になっていきます。
体は寝ている間に新鮮な「血」を作っているので、
睡眠は体を整える養生の基本中の基本となるわけです。
中医学からみた睡眠のとり方
睡眠時間はどのくらいとれば最適か?というのは個人差が大きいので一概には言えないのですが、平均的なことで言えば7時間はとって欲しいところです。
中医学での養生の睡眠時間は、季節によって変わってきます。
春は早寝、早起き
夏は少し遅く寝ても良いが、早起き
秋は早寝、早起き
冬は早寝、遅起き
太陽の動きと同じですね。
日中、陽の時間はよく動き、
夜の陰の時間は穏やかに休む。
そうやって、陰陽のバランスをとってあげると身体が楽になるんです。
また、中医学では臓器が活発になる時間、子牛流中(しごるちゅう)という考えがあります。
血を蓄えて、きれいにしてくれる働きをする『肝』とペアになっている『胆』。この2つの臓器が活発になる時間帯が午後11時~午前3時です。
この時間帯にしっかりと眠って『肝』と『胆』の臓器を養うことが健康でいるために大事になります。
質の良い睡眠を得るには?
良質な睡眠をとるためにおすすめなのが、朝日を浴びること。
日の光にあたると、そこから約15時間後にメラトニンというホルモンが分泌されます。
このメラトニンが睡眠の質を良くしてくれるのです。
しかも、このメラトニンは強い抗酸化力があり、生活習慣病の元となる活性酸素を退治してくれるので、アンチエイジングや病気の予防にも役立ってくれます!!
朝日を浴びるだけで素晴らしい効果がたくさんありますね^^
中医学的に言えば、朝日は背中に浴びるのがおすすめですよ。
時間で言えば、23時に就寝している方なら、朝8~9時頃に朝日を浴びると良いでしょう。
更に言えば、このメラトニンの材料となるのが必須アミノ酸の一つである「トリプトファン」。
このトリプトファンが含まれる食材を朝のうちに摂取しておけば、15時間後にメラトニンが分泌されやすくなります。
トリプトファンが含まれる食材は・・・
*チーズ、ヨーグルトなどの乳製品
*米、玄米などの穀類
*そのほか、魚、卵、ナッツ類、バナナなど
入浴は、寝る2時間くらい前に済ませておくのがおすすめです。
質の良い眠りに入るには、体の深部の体温が下がっていることが大切なのです。
逆に手足は温かくなり、そこから熱を放出して体温を調節しています。
入浴後に体温が下がるのが大体90分後位。
アルコールは体温が上がって寝つきも悪くなりますし、睡眠を浅くしてしまいます。
ついつい見たくなる気持ちは、よーくわかるのですが、就寝1時間前には離れましょうね^^
脳に負担を与えないように、寝入りはその日あった楽しいことや、嬉しかったことを考えながら眠りにつきましょう!!
光を落とした部屋でストレッチなどして、眠くなったらお布団に。。。
まとめ
夜は仕事から解放されて、好きなことを思う存分楽しめる時間でもありますが、余った時間を睡眠にあてるのではなく、優先的に考えて欲しいと思います。
それこそが自分を大切に、自分に優しくしてあげることだと私は思います。
● 旅館のような朝食をとる
● 入浴は2時間前に
● 寝る前のアルコール、スマホなどのブルーライトは避ける
● 寝入りは楽しかったことを考える
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また~
おさらばいたします。
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