お風呂で汗をかくことは体にいいですか?

養生

こんにちは。
体のめぐり調整師、草野ゆかりです。

最近、半身浴や岩盤浴、サウナで汗をかくことは体にいいですか?
と聞かれることがあります。

結論から申しますと、半身浴はおすすめできません。
冬場はかえって上半身を冷やしてしまうし、
過剰な汗をかくことは潤いを必要以上に失ってしまうことになるからです。

 

他の岩盤浴・サウナについては「その人による」というのが回答です。
細かく言えば、その人のその時の状態による、といったところです。

つまり、向いている体質、向いていない体質に人がいるのです。

 

向かない人とはどういった人でしょうか?

基本、これらを続けても体調があまり良くならなかったり、逆にグッタリするような場合は体に合っていないことが多いです。

中医学で汗は、体にとって必要な「水」が「気」によって蒸発したものと考えています。
また、汗が出るのと一緒に「気」(エネルギー)も流れ出ていってしまいます。

もともと「水」や「気」が少ない人は汗をかくことで更に少なくなり、気血水や陰陽のバランスが傾き、体に必要な水(潤い)がなくなってのぼせたり、ほてったり、不眠の症状が出たりするので注意が必要です。
また、「水」と「血」は同源という考えから、「水」が減ると「血」も減ってしまうので、貧血のような症状がでたり、爪が割れやすくなったり、ドライアイになったり、不安になりやすくなったりします。
以上のことから、特に疲労時には岩盤浴やサウナはおすすめできません!

岩盤浴やサウナが向いている人というのは、この逆です。

体に余分な「水」をため込んでいたり、「気」や「血」が滞っていて流れの悪い人です。
どちらも体力が十分にあることが前提です。

 

汗をかくことで『デトックス』や『ダイエット』と言われることがありますが、
中医学的には、じんわりと汗をかく程度で良いのです。

ただし、お風呂はシャワーだけで済ませず、湯舟に浸かってください。
夏の今の時期はサッとでも構いません。

夏は、冷房の効いた部屋にいることが多いので、
うまく体温調節ができなくなってくると、

・のぼせ
・汗がかけない
・手足の先が冷える
・体がだるい
・足がむくむ

などの症状があらわれます。

湯舟に浸かることで血行がよくなり、
体の中の気血水も循環して、
こういった症状が改善します。

また、湯舟に入ることで体に水圧がかかり
むくみや肩こり、腰痛も軽減することができます。

しっかりと浸かって短く上がる、これが夏のお風呂の入り方です。

夏は湯舟に浸かるのは面倒だと思っている人は
自分の好きな香りの入浴剤などを使って気分を上げてエステ気分でリラックスして楽しみましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また~
おさらばいたします。

 

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