冬の過ごし方

季節の養生

こんにちは。
体のめぐり調整師、草野ゆかりです。

すっかり冬本番!という季節になってしまいました。
今回は、冬にはどう過ごしたらより元気に過ごせるのか?!
というお話をしていきたいと思います。

冬ってどんな時期?

冬は「閉蔵」(へいぞう)と言われ、文字どおり蔵を閉じて、しのぐ養生の仕方が大事になります。

動物が寒い冬に冬眠をするように、私たち人間も春に向けて力を蓄える時期なんです。
ですので、外でパーッと騒ぐよりも、読書や映画、中での趣味を楽しむのに向いている時期です。

精神面でも「守り」がキーワードになりますので、新しいことにガンガンチャレンジをするよりも、心も体もゆったりと過ごす時期なのです。
春にむけて咲く花のように、つぼみを育てる感覚です。

冬と関連する五臓

冬と関わりの深い五臓は『腎』です。

『腎』の働きは
◎ホルモンの分泌や骨や歯などの成長・発育。知能、運動系の発達に関与
◎若々しさ、生命力など生きるための原動力を貯蔵
◎体を温め、水分代謝を担っている
などがあります。

老化が関係する臓器ですので、とくに大事にしたいですよね! 

 

『腎』の働きが弱ってしまうと・・・

◎髪のパサつき
◎むくみ
◎冷え
◎泌尿器系のトラブル
◎足腰の弱り
◎体力の低下
◎シワ・たるみ

などが起こりやすくなります。

 

『腎』は冷えに弱いので、しっかりと体を温めて、冷やさないように注意しましょう。

とくに「首」のつくところ(首、手首、足首)から寒邪という邪気が体に入りやすくなるので、しっかりカバーして侵入を防ぐことが大事です。
マフラー、手袋、靴下などでガードしましょうね。

寒い外から帰ったときは、首の後ろなどをドライヤーを使って温めてあげるのもおすすめです!

 

冬の睡眠と運動

冬の生活は、早寝遅起きが基本です。

太陽の動きに合わせて起きることが養生の基本なので、朝でもまだ暗い冬は多少遅く起きてもOKなんです。寒いから布団から出たくない・・・あと5分だけ・・・というのも自然なことなんですよね。
(寝るのは、なるべく23時までには布団に入るようにしましょうね!!)
まだ陰の強い早朝に起きなくてはならないときは、部屋をあたためたり、服装にきをつけてください。

冬は、激しい運動よりも太陽の光にあたりながらゆったりと散歩するなどの運動が向いています。
太陽の光は、精神を安定させてくれる、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの分泌も促してくれます。
また、太陽の光を浴びた約15時間後にメラトニンという睡眠ホルモンが分泌されるので朝に日光を浴びるのは良いことづくめです。
ですので、散歩も日光浴もできれば朝に行うといいですよ。

時間は1日15分~20分程度で十分です。

 

冬におすすめの食材

体を冷やさないためにも、冷たいものや生ものはできるだけ控えて、温かいものを食べましょう。

『腎』によいとされている食べ物

●体を温めてくれるもの
ショウガ・シナモン・栗・クルミ・えび・羊肉
鶏肉・鮭・紅茶

●潤いを補ってくれるもの
ゴマ・豆腐・黒豆・黒きくらげ・白菜
ヤマイモ・牡蠣・はちみつ・卵

冬に不足しがちな陽を補って、滋養してくれるような食材が冬の体にはピッタリです。

まとめ

・冷えに気をつける
・派手なことは避けて穏やかに過ごす
・朝の日光にあたり、ゆったりとした運動をする
・温かく、「腎」に良い食事をとる

といったところです。
穏やかに過ごして、春に花を咲かせられるように、じっくりと心も体も成長させていきましょう!!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また~
おさらばいたします。

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