秋の過ごし方

季節の養生

こんにちは。
体のめぐり調整師、草野ゆかりです。

空気が乾燥しはじめたのか、チラホラと富士山が見える日も増えてきました。(富士山大好き)

養生の基本は半年前から・・・といわれています。
つまり、来年の春を健やかに過ごしたいなら、この秋からの養生が大事になります。
毎年花粉症やイライラなど、春に不調の多い方は、今のうちからしっかりとケアして
体の負担を少なく過ごせるように自分自身を守ってあげましょう。

今回は秋の過ごし方について、お話していきたいと思います。

秋ってどんな時期?

秋は作物も熟して実り、安定する時期です。
人間もこの自然界の動きに合わせていくことが養生の基本となります。

外へ向かって活発に動いていた夏の養生から、
だんだんと内側に向かって守りに入っていく秋の養生へと移行していきます。

私たち人間も、心を安定させて今年一年を振り返るのにピッタリの季節なんです💛

秋は五臓の『肺』の季節です。

『肺』は呼吸を司り、「気」や「水」を体の隅々まで運び、気・血・水の調整をしています。

五臓の中で唯一、直接外気にふれる臓器でもあるので、しっかりとした深い呼吸が大事になります。
朝起きたら窓を開け、きれいな空気を取り込み、深呼吸すると良いです。

『肺』は乾燥に弱いので
これからの乾燥する秋・冬には『肺』を守るために潤いを補う養生が必要となってきます。

潤いを補う食材を摂ったり、加湿器を使うなどして内側からも外側からも乾燥から守ってあげてください。

また、『肺』は大腸や皮膚、鼻と深い関わりがあり
不調になると・・・

・便秘
・皮膚トラブル
・アレルギー性鼻炎
・手足のむくみ
・気持ちが落ち込みやすくなる

などの症状が出たりします。

『肺』のケアをしっかりと行い、過ごしやすい秋を楽しみましょう

【 肺を補ってくれる食材 】

乾燥した秋の時期には、肺を潤したり、水を生み出してくれる食材がおすすめです。

レンコン・豆腐・白きくらげ・銀杏・アーモンド
卵・白ゴマ・梨・りんご・柿・ハチミツ

※辛いものや生姜、ネギなどは熱を持ち、乾燥しやすくなるため、摂り過ぎないように注意しましょう。

 

【 睡眠 】

秋は早寝、早起きが基本の養生となります。
中国最古の医学書、黄帝内経には「秋はニワトリと共に早寝早起きすると良い」と書かれています。

朝は6時半までには起きるのが理想ですが、早起きが難しいなら
陰液(血・水)を補うためにも、日付が変わる0時までには寝ましょう。
睡眠時間をしっかりととることで、陰気を養えます。

十分に睡眠をとって、体をあたため、「守る力」を蓄えて、冬の寒さに備える準備に入りましょう!!

【 運動 】

この時期は、汗だくになるような激しい運動はおすすめしませんが、
天気の良い日は体をのびやかに動かし、胸を開いて呼吸を通すような運動をしましょう。
そうすることで、冬に備えて「陽」を蓄えておくことができます。

【 お風呂 】

シャワーだけではなく、汗をダラダラとかかない程度に湯舟に浸かってください。
お肌も乾燥しやすい季節になりますので、お風呂からあがったらなるべく早いうちに保湿剤を塗りましょう。

 

まとめ

秋は『肺』の季節です。
肺は乾燥を嫌うので、加湿や食べ物で乾燥から『肺』を守ってください。

早寝早起きをし、しっかりと睡眠をとり、
適度な運動で養生し、冬に備えましょう。

秋は湿気を嫌う脾(消化器系)が空気の乾燥によって元気に働いてくれるので、
食欲も湧いていきます。
秋に旬をむかえる梨や銀杏で肺を元気に保ち、
心身ともに穏やかに過ごしたいですね~^^

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、また~
おさらばいたします。

 

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