こんにちは。
体のめぐり調整師、草野ゆかりです。
養生の中でも、一番簡単でどこでも出来るとおすすめする養生が「呼吸」です。
緊張しているときには「深呼吸して!」などと言われるシーンもありますよね。
今回は、普段から休むことなく続けている呼吸が、体にどう働くのか?何がいいのか?
ということをお伝えしていこうと思います。
呼吸の働き
生命維持のために、生理行為として無意識的に行っている呼吸。
中医学での呼吸は、心と体をつなぐ乗り物と言われていて、精神面とも深い深いつながりがあるとされています。
西洋医学的にみても、ゆっくりとした呼吸は副交感神経が優位になり、ストレスが軽減するとされています。
また、呼吸は心臓に血液が戻ってくるのを助ける働きをしています。
血液がしっかり流れると、むくみの原因となる組織液が減るので、特に上半身や顔などのむくみ改善にも効果があります。
呼吸が浅くなると出る不調
近頃のマスク着用の影響により、呼吸が浅くなっている人が増えています。
ストレスや緊張状態などで精神的ダメージを受けた時や、何かに集中している時には呼吸が浅くなっています。場合によっては止まっています!
呼吸が浅くなったり、止まることによって体に力が入ります。
呼吸が浅くなったり止まる度にこの力によって体に負荷がかかり、体の様々な機能が低下し、
・肩こり、頭痛
・免疫力の低下
・疲れやすい
・集中力の低下
などを引き起こし、次第に重い症状へとつながっていきます。
五臓の『肺』が空気を取り込んで、『腎』の働きによって体の奥深くまで引き込む必要があります。ですので、『肺』だけではなく、『腎』が弱っていても、良い呼吸はできません。
また、人間の細胞も呼吸をしていますので、きちんと細胞に酸素を届けて二酸化炭素を回収していかないと、どんどん老化していきます。
呼吸でアンチエイジングまでできるんです!
呼吸のやり方
「呼吸」という文字のとおり、
呼吸は、息を呼んでから吸う。です。
息を呼ぶためには、まず吐ききることが大事です。
②次にゆっくりと鼻から空気を吸い込む
腹式吸、胸式呼吸、といろいろありますが、意識しすぎるとかえって力が入って深い呼吸ができなくなるので、まずは肩が上がらないように、なるべくお腹で息をするようにしてみましょう。
呼吸は、体の下に向かっていくイメージで、力を抜いて深くゆっくりと。
慣れてきたら、背中側まで広がるようにイメージして行うと尚よいです。
体の力が抜けるのを感じれば終了でOKです!!
吸う、吐くは5:5が理想ではありますが、現代人はストレスなどにより呼吸が浅く、7:3くらいになっています。
そうなると、多くの酸素を取り入れようとしてますます吸う方にフォーカスしてしまいます。
呼吸のバランスが崩れてしまうと、心と体のバランスも崩れやすくなります。
普段の呼吸から5:5を意識して、体と心のバランスをとっていきましょう。
とくに深呼吸がおすすめな時
人は呼吸によって自然のエネルギーを体内に取り込み、自分のエネルギーの一部に変換していると考えます。
★朝起きて、太陽を浴びながら
★ストレスを感じた時
★夜、就寝前
いつでもできますので、気がついたらすぐに^^
まとめ
いかがだったでしょうか?
たかが呼吸。されど呼吸。です!
いつでも、どこでもできる呼吸で体の不調も精神も改善できるとなれば、やらない選択肢はないですよね。
あなたも、気づかないうちに呼吸が浅くなってしまっているかもしれません。
今からすぐに深呼吸してみましょう。
思わぬ効果をもたらしてくれますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また~
おさらばいたします。
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